私こそ光る☆君 ~番外編~
女装美女コンテスト
「『女装美女コンテスト!?」』
唐突に告げられた言葉に、遥の声と綺麗にハモッた。
「二人とも元気だね?」
クスクスと笑みを零すのは、“レインな時間”の今日の司会者・紫水。
あの笑顔の下は絶対、してやったり顔だ。
はい、実は今、収録中です。
「あれっ?
でも今日の企画って、『エレジー』の丸秘トークじゃなかったっけ?☆」
コテンと首を傾げて疑問の声を漏らすのは由依。
今日もとっても可愛い。
「そうだよ。
急遽、女装美女コンテストとトーク、同時進行ですることになったんだ」
「そっか~☆」
納得したように頷く由依。
可愛いけどなんか紫水に騙されてるよ、由依!!
隅っこに座ってる清龍は、特に興味無さそうだ。
遥と二人して叫んだ時に眉をしかめてたけど、その表情の変化は無いし……。
うるさくしてごめんね、清龍!!