私こそ光る☆君 ~番外編~
遥はレンゲでお粥をひと口分すくい、息を吹きかけて少し冷ます。

それから神妙な面持ちで口に運んだ。



自分ではうまくできたと思うけど、遥の口に合うか分からないからやっぱり感想が気になる。



そんな私の心境を知ってか知らずか、ゆっくりと口の中のお粥を咀嚼(そしゃく)したのち飲み下し、目をぱちくりさせて言った。



「すげぇうまい……」



ひと言感想を洩らした後、遥は嬉々として二口目にとりかかる。



遥、今なんて言った?

うまいって、美味しいって言ってくれたよね?

なんか、すごく嬉しい。


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