私こそ光る☆君 ~番外編~
「着替えてくる……」
「あっ、セイくんずるい!!☆」
耐え切れなかったのだろう。
清龍は短く言い残すと由依の非難にも耳を貸さず、逃げるようにそそくさと出ていった。
先を越された遥の顔には“しまった”と書いてある。
しまったも何も、もう着替えが済んじゃった私と由依は逃げようにも逃げられないんだけどね。
「さて、次はどの質問にしようかな?」
笑みを絶やさず原稿をめくる紫水。
手に持ってる原稿が閻魔帳(えんまちょう)に見えるのは目の錯覚?
はい、私が迂闊でした。
よく考えなくても、紫水が自分のマイナスイメージになるような企画を持ってくるわけがない。
当たりませんように、当たりませんように……。
心の中で祈りつつ、視線を明後日の方向に向ける。
「これが面白そうかな。
東京都にお住まいの匿名希望さんから」
今は面白くなくていいから!!
それに匿名希望ってめちゃくちゃ怪しいんですけど!?
「あっ、セイくんずるい!!☆」
耐え切れなかったのだろう。
清龍は短く言い残すと由依の非難にも耳を貸さず、逃げるようにそそくさと出ていった。
先を越された遥の顔には“しまった”と書いてある。
しまったも何も、もう着替えが済んじゃった私と由依は逃げようにも逃げられないんだけどね。
「さて、次はどの質問にしようかな?」
笑みを絶やさず原稿をめくる紫水。
手に持ってる原稿が閻魔帳(えんまちょう)に見えるのは目の錯覚?
はい、私が迂闊でした。
よく考えなくても、紫水が自分のマイナスイメージになるような企画を持ってくるわけがない。
当たりませんように、当たりませんように……。
心の中で祈りつつ、視線を明後日の方向に向ける。
「これが面白そうかな。
東京都にお住まいの匿名希望さんから」
今は面白くなくていいから!!
それに匿名希望ってめちゃくちゃ怪しいんですけど!?