私こそ光る☆君 ~番外編~
「僕とは食べ歩きデートだったよね☆」


「僕とは自宅デート」


「俺様は遊園地に連れてってやったよな」


わわわわわ……//

みんなそういうこと言わないで、色々思い出しちゃうから!!


「で、清龍とはどこに行ったの?」


興味津々と言った感じで紫水が尋ねてくる。


せっ、清龍とは……。


『う、海……//』


本来の目的地は海じゃなかったっぽいけど。


「ふ~ん……」


何ですか、その意味深な相槌は!?

お願いだから、これ以上何も聞かないで!!


いっぱいいっぱいになってきて、視線で訴えかける。



が、願いも空しく……。




「誰とのデートが一番楽しかった?☆」


今、一番されたくない質問をされてしまった。


『うー、あー、え~っと……//』


見つめてくる6つの目。

1対3なんてずるいよ……。


どうしよう?

みんな同じくらいって言っても納得しないだろうし、適当に答えるのもこの真剣な眼差しの前では憚られる。


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