私こそ光る☆君 ~番外編~
「どうした?

早くしろよ」


笑顔で催促してくる遥。


『う、うん……//』


早くも、好奇心であっさり頷いてしまったことを後悔する。


遥のお願いとやらを聞くなり、替えのレンゲを持って来るという口実で、本当は頭を冷やすために、いったん部屋を飛び出した。

そのまま逃げることも考えたけれど、それでは遥が元気になった後が恐ろしい。


結局、新しいレンゲを手に舞い戻ってきてしまった。


うう、恥ずかしいよ……。

だって、食べさせるってことはアレだよ?


< 30 / 291 >

この作品をシェア

pagetop