私こそ光る☆君 ~番外編~
『ご愁傷様……』


運悪く紫水の相手を一人でさせられることになった遥に向かって、神妙に手を合わせた。



「ありゃりゃ、お見舞いに来たつもりだったのに……☆」


そう言う由依の手にはよく見るとフルーツのかごが乗っている。


「それどうしたの?」


一緒に買い物に言ったときには、そんなものは買わなかったはず……。


「し~ちゃんがくれたの☆」


由依の答えに絶句する。


さすが紫水、用意周到……。


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