私こそ光る☆君 ~番外編~



「う~ん、にぃには……」


うんうん、お兄ちゃんは?


最後の望みを託して、父さんの腕の中の奏を見つめる。


あわよくばと、“だいすき”という言葉を期待して……。




「どっちでもいい!!」



ガーンッ


最後の望みは元気な声によってものの見事に粉砕された。



じゃあ、さっきまで俺と楽しそうにしてたのは何!?



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