私こそ光る☆君 ~番外編~
『じゃあ行こうか?

あのお店人気だから並んでるかもしれないし……』


「うん、そうだね☆」


そう言って相槌を打ち、由依は自然に私の手を取って歩き出す。


ん?

あれ?

何かいつもと違うような……?


「今日は寒いからね。

足元に氷が張ってるかもしれないし、カナちゃんブーツだし危ないから走っちゃダメだよ☆」


あっ、なるほど!!

いつもだと手をつないだ瞬間に走り出してたけど、今回は普通に歩いてるから違和感があったんだ。


今日はちょっとヒール高めのブーツ履いて来ちゃったしなぁ~。

だって最近めったに女の子の格好しないから、こういう時にでも履かないと履く機会ないし……。


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