私こそ光る☆君 ~番外編~



「真人はおネムの時間なんだ!!」


魔王に問われ、正直者の橙悟は本当のことを言ってしまいます。


それを聞いて魔王は笑みを浮かべてこう言いました。


「へぇ~、それって僕程度を愉しませるには2人で十分ってことなんだ?」


これ以上ないほど美しい笑顔の下に隠された棘。


その毒に当てられてしまった海晴と橙悟は何もできないまま、すごすごとお城を後にしました。


< 76 / 291 >

この作品をシェア

pagetop