私こそ光る☆君 ~番外編~
パッと音を立てて会場の大扉が開き、一人の小柄な青年が姿を現しました。


「コラッ、貴様何者だ!?

勝手に入ってくるとは何事か!?」


慌てて家来が青年を咎め、取り押さえようとします。

しかし、それを魔王が止めました。


「遥、その子はいいから」


「いや、しかし……」


「いいから」


魔王に冷たい目で見つめられ、その瞳に気圧されて家来は黙り込んでしまいました。


< 83 / 291 >

この作品をシェア

pagetop