私こそ光る☆君 ~番外編~
「君、名前は何て言うの?」


先程とは打って変わって優しげな声で青年に話しかけます。


「ぼ、僕は紅月光といいます……」


「そう……。

光、君はいけない子だね」


「……えっ?」


物憂げに魔王がつぶやいた瞬間、光は何か見えない力に引き寄せられて、気づいた時には魔王の腕の中に納まっていました。


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