私こそ光る☆君 ~番外編~
「そうだ!!

魔物さんたち、名前つけてあげるね。

う~んっと、まもりんとまーくんとまものすけ!!☆」


「キキィ!!」


「キ~キキッ!!」


「キキキキキ~キッ!!」



そんな会話(?)を耳にしつつ、清龍は静かにその場を立ち去ろうとします。

ところが、意に反して少年に呼び止められてしまいました。


「待って!!☆」


「……?」


「僕の火噴き芸見てくれたよね?☆」


この少年、実は最初から清龍の存在には気づいていたのです。

しかし、清龍は芸が見たくて見ていたのではありません。


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