魔王家
昨日のアーサンの日記はお気楽極まりなかった。
『もえちゃんが恋をした。とても可愛い。萌える。心奪ったそいつは許せないが、同じ学校の奴ではなく初恋の相手らしい。叶わぬ恋最高。誰ももえちゃんには近づけない』
アーサンはもうストーカーで捕まっても何も言えない。
魔王が学校に行くのを二人は見送り何やら会議を始めた。
「なぁアーサン、魔王様の初恋の相手気にならんか?」
「お?メイヤも乗ってきた。やっぱり女の子だねぇ。恋バナ好きなんだ」
なんか複雑な表情をしているメイヤ。
明らかに動揺している。
「ち、違う!!」
モロに噛んでいる。
「前にも言ったが『邪悪な心』が生まれないのは何か原因があると思っていた。それが『恋』のせいだとしたら厄介だ。とりあえず相手が誰なのか調査する必要がある」
「難しいこと言ってるけど要するに相手が誰か知りたいんでしょ?」
ニヤニヤしながらアーサンの的確な指摘に
「きょ、興味はなくはないような気もしないでも……なぃ……」
メイヤが動揺しつつ遠回しに言いつつアーサンの指摘を認めた。
『恋バナ、それは女の子から切っても切り放せないもの
By アーサン』
軽い名言を残しながら、魔王の初恋の相手が誰なのかの調査をすることとなる。
『もえちゃんが恋をした。とても可愛い。萌える。心奪ったそいつは許せないが、同じ学校の奴ではなく初恋の相手らしい。叶わぬ恋最高。誰ももえちゃんには近づけない』
アーサンはもうストーカーで捕まっても何も言えない。
魔王が学校に行くのを二人は見送り何やら会議を始めた。
「なぁアーサン、魔王様の初恋の相手気にならんか?」
「お?メイヤも乗ってきた。やっぱり女の子だねぇ。恋バナ好きなんだ」
なんか複雑な表情をしているメイヤ。
明らかに動揺している。
「ち、違う!!」
モロに噛んでいる。
「前にも言ったが『邪悪な心』が生まれないのは何か原因があると思っていた。それが『恋』のせいだとしたら厄介だ。とりあえず相手が誰なのか調査する必要がある」
「難しいこと言ってるけど要するに相手が誰か知りたいんでしょ?」
ニヤニヤしながらアーサンの的確な指摘に
「きょ、興味はなくはないような気もしないでも……なぃ……」
メイヤが動揺しつつ遠回しに言いつつアーサンの指摘を認めた。
『恋バナ、それは女の子から切っても切り放せないもの
By アーサン』
軽い名言を残しながら、魔王の初恋の相手が誰なのかの調査をすることとなる。