傷、のちに愛



付き合い始めて二週間がたったある日のことだった。

いつものように一緒に帰っていると、暗がりに連れ込まれた。

手足を縛られ、犯された。

彼も、主犯の一人だった。

最初からコレが目的だった。
そう言いながら私を犯した。

『好きな男が初めての男でよかったなァ?』

そう言われながら、何度も何度も犯された。

私は意識を失った。



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―――

気づいたら病院のベッドの上だった。

両親が泣いていた。

私も一緒に泣いた。

身体も心も、悲鳴を上げていた。



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