傷、のちに愛
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「えーーーーーっ!」
月曜の午後は授業がないので、絵美に週末の出来事を話した。
そりゃ驚くよね。
私だっていまいちフワフワしてて、信じられないんだから。
「しかし、結果的に二宮のおかげだったりしてね。なかったらそんな急接近してないし、和葉が自分の気持ちに気づいてなかった」
「そう…だね」
絵美は、苦笑いを浮かべる私を見て話し続ける。
「二宮の件は私からもきつく言っておくから。でもさ、和葉よかったね。好きな人、できて」
優しく笑いながらそう言ってくれる絵美。
「うん。…また恋するなんて思ってもなかったけど」
私も笑って答えた。
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