爽やか王子と内気少女
そこに現れたのは、さっきまで子供達に紛れて絵本を見てた江角君。
「流石放送部の期待の星です!」
江角君は私の両手を握って感動していた。
「期待の星!?」
「さあこのまま次に読む絵本も見つけましょう!
俺、桃太郎が良いです!」
江角君は私の手を握ったまま歩きだした。
「また考えなしに暴走して!石井君に言い付けるからね!!」
暴走し始めた江角君は止められないからついて行くしかない…
これは部活勧誘された日に思い知った事。