爽やか王子と内気少女
付き合っても居ないし、
自分の都合で振った相手にこんなのおかしいかもしれない……
こんな俺を知ったら新垣はガッカリするかも……
いや、もしかしたら江角が好きになったのかもしれない……
いつまでも未練がありすぎだな。
その内新垣は江角に連れられて、絵本コーナーの方へ向かった。
………連れていかないで…
そんな俺を見ていた西川が口を開いた。
「永井、何苦しそうにボサッと見送ってんの?」