爽やか王子と内気少女
「う~ん…でも、ギャルになるのはな~」
私は弥生ちゃんを見ながら言った。
「あんたたまにグサッと来る事言うね…
もう良い!爪磨いてやろうと思ったのに~」
「えっ!?磨いてくれるの?ごめんごめん!!」
「もう!後で何か奢ってよ!!」
怒りながらも私の爪磨きをしてくれる弥生ちゃんは、
やっぱり頼れるお姉さんだ。
窓の外を眺めると……永井君がシュートを決めて、皆が嬉しそうに永井君に集まっていた。