爽やか王子と内気少女




「二人とも見てたの!?」



私の質問に

「「バッチリ」」

と声を揃えて返してきた。


しかも…蔓延の笑み付き………







「しっかし、あの人気者王子がまさかな~」



「まぁ、ただじゃ家の娘は奴に渡しませんが!」




二人は勝手に話しを進め始めた……




二人の中で、永井君が私に好意があると言う有り得ない設定をしているようだ…




そんな漫画みたいな話…
…実際は有り得ないでしょうに……





何故か共通の妄想話題で盛り上がる二人をチラッと見て、
机に向かってため息をはいた。



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