爽やか王子と内気少女
「じゃあ、週2回10分程度で良いのでよろしくお願いします。では放送で流す朗読の本ですが…」
委員長がまた話し合いを始めたので、小さな声で弥生ちゃんを呼ぶ。
「ありがとうね」
小さな声で言う私に、弥生ちゃんは微笑んだ。
「どういたしまして。一緒に頑張ろうね!」
「うん!」
私ね、自分の事に自信無いし、内気な考えだけど、
弥生ちゃんの事は自信持って「私の最高の親友」って言えるよ……
弥生ちゃんに何かあったら、今度は私が力になってあげられたら良いな。
私に何かできるかはわからないけど、
それでも側に居たい。
だって私が弥生ちゃんに側に居て貰えるだけで、こんなに力になってるんだから、
だから弥生ちゃんも、少しは心強くなってくれるんじゃないかな?嬉しいって思ってくれるんじゃないかな?