ブサイク芸人恋をする
「はいよ、チャーシュー麺二つ。」


でかいチャーシューが三枚も入ってて、メンマにワカメとシンプルな具。


「じゃあ…お客さんの素敵な笑顔が見れたお祝いに。」


そう言って、チャーシューを一枚、俺の丼に入れてくれた。

「有難う。」


二人で他愛ない話しをしながら食べたラーメンが美味くて。

あの時の味と、茜の笑顔がまだ……忘れられなくて。



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