氷菓少年は天然少女にかなわない
おしゃれな洋風の扉を開ければ、まるで高級レストランかのように広々とし綺麗だった。ごみひとつなく、ここの学校ではほとんどが外の業者の委託である。



笑佳は瞳を輝かせる。



「すごーい!メニューいっぱいある!あ、りっくんこれなに?」

「……マジで子供かよ」

「なんかいった?」

「なんでもない。特別メニュー、誕生日やイベント、テストで高得点とれば選んで作ってもらえるシステム」

「そうなんだ!あ、みてみて!いっぱい種類あるよ♪」

「……マジか」



何度目かわからないため息をつき、教室に戻る頃にはダウンしていた。



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