俺の彼女は,隣の男と浮気中!?【短編】
布団を取り返そうと彼女が起き上がる。



その隙を狙って、俺は彼女を抱き締めた。


成功。すっぽり俺の腕におさまる小さな身体。


「ちょっと、やめてっ」


俺の腕の中でバタバタと暴れてもそんなものは小さすぎる抵抗。


「ねぇ、何でそんなに俺を避けるの?」


「べつに避けてなんか」


「じゃあ、キスしてよ。

キスぐらいならいいでしょ。」


「やだって…」


「ねえ」


耳元で囁きながら彼女のやわらかい胸に手をあてたときだった。




「嫌だってば!」


ほんの少しの油断した隙に
あっけなく彼女の大きな抵抗で突き飛ばされてしまった。




「…ごめん。。」




完全敗北…。



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