俺の彼女は,隣の男と浮気中!?【短編】
「それを…言わないでくれるかなあ。いくら親友でも侮辱するのは許さないぞ…」



いまの俺と彼女の関係、状況を知っている唯一のこの男。
何か誘われて断るたびこういうことを言われる。先週はなんだっけ。男同士のカラオケ大会……。


話さなければよかったと後悔しても今さら遅いらしい。



『はははっ、まあそう落ち込むな。今日話きいてやるし。』



「いや、遠慮してお……」



『じゃ、決まりな。2時に●●駅で。』



「え、ちょっと待て…」


言いかけた矢先、電話は切られ電子音だけが耳に残った。



勝手なやつだ……。



でもきっと俺は話してしまうんだろう。彼女とのことを。


いくらご飯作ってくれてても、
実際態度はあんなふうなわけで……。



暗くさせないで欲しかった。“相手にされてない"。。



「くっそーー」



俺は、パンの耳をを思い切りかじった。


















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