乱華~羽をくれた君~【完】
「何が目的って・・・新港のDeathっつったらわかんだろ」
宇都宮があたしの顎を抑えた。
「デ・・・ス?」
「ああ。俺はDeathの頭だ。あんたの男には散々な目に合わせられたよ。おかげで本部からも馬鹿にされてなぁ!」
新港のDeathって・・・広樹がこの前言ってた奴らだ・・・
「・・・だからって・・・こんなやり方汚い!」
「・・・うるせーなぁ!」
宇都宮が無理やりあたしの唇を奪った。
い・・・いや・・・
ガツッ
思いっきりその唇を噛むと、宇都宮の目つきが変わった。
「・・・こいつ!宇都宮さんになんてことすんだよ!」
バシッ!
近くにいたボーズの男があたしに平手打ちした。
「いっ・・・たぁ・・・」
「お前・・・噛みやがって・・・タダじゃおかねーぞ!!」
宇都宮の言葉を合図に、男達があたしの手足を床に抑えつけた。
「や・・・やめて・・・」
「さっきの威勢のいい声はどこいったよ?」
宇都宮が上から見下ろし、不適に笑う。
ビビビィ―――ッ
服を周りのやつらに次々やぶられていく。
「処女じゃねーんだろ?すぐ気持ちよくさせてやっから」
宇都宮の唇が首へ鎖骨へ胸へと這う。
「い・・・いやぁーーーーーーーーーーーー!!」