スローペース
「具合悪いと思ったのに!全然元気じゃん!!しかも避けるの自転車並に速いしっ」
「...どーも。でも自転車並って..」
にこっと微笑みながらまた椅子に座り何かを折りはじめた。
「ん~何折ってるの??」
「んっ?男の夢だょ」
ばかげた答えに思わず笑顔がこぼれた。
すると...
「笑った!」
私を見て嬉しそぅに満面の笑みをむけてきた。
またくらっとした。
そして紙ヒコーキを私の手にそっとのせた。