スローペース

そんな事を思っていると何も知らない千尋がやって来た


「亜途ー?
元気ないけどどしたの~??」

振り向くと千尋が無邪気な笑みをむけてくる。

隣をみると
千尋の親友の健斗と...
見慣れない男の子


「千尋、この子誰?」

亜途はその見慣れない男の子を指差し問いかける。

「あぁーコイツね。
コイツはぁー」

説明しよぅと口を開いた千尋を遮りその後を続ける声に耳を傾ける。

「有明優等です」

そういって握手を求めらる。

髪は肩まであり色はハチミツ色。

人懐っこい笑みをむける姿はかなりのイケ面だ。

私も笑顔で握手に応じる。

それを見ていた翼が微笑みながら優等を見つめていた。

...翼は面食いだからなぁ

視線に気づき優等は軽く微笑む

翼は少し顔を赤らめた。

「そんで何で元気なさそうだったの?」

千尋は不思議そうに問いかける。

それに答えた翼はなんかウキウキしていた。

「るながね!
変なんだょぉ~」

見ると青い空に向かって微笑みかけている。

千尋はそんなふなを可愛いと思い頬を赤らめた。

優等もるなの笑顔に吸い寄せられた。

「....あの娘は?」

優等に直接話しかけられてテンションの上がる翼。

「るなだょ!」

呼ばれたかと思ったのかるなはこっちに手を振って走って来た。


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