【BL】ビターハニー
市内でも、有名な高級ホテルのスウィート。

そこにオレはいた。

ありえない柔らかさのソファに座らされ、カインと2人きり。

「…で、何の用ですか?」

「話がしたかっただけ。君に僕のことを知って欲しいだけ。」

「なんで?」

「一目惚れ、だから。」


…………………は?


「や、最近耳の調子が悪いみたいでな。もう一度言ってくれる?」

「一目惚れ。君に。」





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