未来観測
彼が家に来るようになってから
あたしは教師という仕事に隙間ができるようになっていた
自宅に持ち込んでいた仕事が今までのように出来なくなったことや
一人の時間が減ったことから、思うように勉強ができていなかったせいだと思う
でも。
彼といると
何となく“仕事がしたい”だなんて言えなくて
彼が寝ている横で
夜中の間中そっと仕事をしたこともあった
彼とずっと一緒にいたい。
離れたくない。
その気持ちが裏目に出ていることは、十分に分かっていたけれど
恋に浮かれていたあたしは何も見えなくなっていたんだと思う
「高岡先生…最近どうしたんですか?
しっかりしてください」
この頃のあたしは他の先生にそんな言葉をかけられることも
しょっちゅうだった
自分ではちゃんとしているつもりなのに。
でもあたしはそんな風に注意を受けている時でさえ、彼のことでいっぱいだったんだ
あたしは教師という仕事に隙間ができるようになっていた
自宅に持ち込んでいた仕事が今までのように出来なくなったことや
一人の時間が減ったことから、思うように勉強ができていなかったせいだと思う
でも。
彼といると
何となく“仕事がしたい”だなんて言えなくて
彼が寝ている横で
夜中の間中そっと仕事をしたこともあった
彼とずっと一緒にいたい。
離れたくない。
その気持ちが裏目に出ていることは、十分に分かっていたけれど
恋に浮かれていたあたしは何も見えなくなっていたんだと思う
「高岡先生…最近どうしたんですか?
しっかりしてください」
この頃のあたしは他の先生にそんな言葉をかけられることも
しょっちゅうだった
自分ではちゃんとしているつもりなのに。
でもあたしはそんな風に注意を受けている時でさえ、彼のことでいっぱいだったんだ