EMERALD


夜景が美しい

人工の光が生み出す光の美しさを眺めながら、レオナードは深く長いため息を漏らした


《どうかしたんですか、殿下》

《・・・・・・・・・》


わざわざ屋上まで来て話しかけてくれたジャンさえ無視して、レオナードは夜景を見つめる


《・・・・・・・・・殿下!》

《うわあ!!・・・じゃ、ジャンか・・・。驚かさないでくれ》


耳元で大声を出されて、レオナードはようやくジャンの存在に気づいた


< 101 / 627 >

この作品をシェア

pagetop