EMERALD
世羅の視線の先には、レオナード殿下
興味を持っているように思われても、仕方ない
「そんなんじゃないの。・・・見てただけ」
「あ~・・・、目の保養、ってやつね?」
ちょっと違う気もするが、世羅はとりあえず笑い返すことにしておいた
「何か、用だったんじゃ・・・?」
「忘れてた!先生が、放課後職員室に来るように、って」
「職員室?」
「進路について、とか言ってたよ。日向さん、まだ進路希望、出してないの?」