EMERALD


世羅の視線の先には、レオナード殿下

興味を持っているように思われても、仕方ない


「そんなんじゃないの。・・・見てただけ」

「あ~・・・、目の保養、ってやつね?」


ちょっと違う気もするが、世羅はとりあえず笑い返すことにしておいた


「何か、用だったんじゃ・・・?」

「忘れてた!先生が、放課後職員室に来るように、って」

「職員室?」

「進路について、とか言ってたよ。日向さん、まだ進路希望、出してないの?」


< 109 / 627 >

この作品をシェア

pagetop