EMERALD


笑うみちるを見ていると、悩んでいる自分が小さく見えてしまう


「うん、帰ろう」


ひとまず進路のことは忘れて、世羅はみちると共に帰ることにした






自宅に帰ると、脱ぎ散らかした服が世羅を出迎えた


「お母さん?・・・帰ってるの?」

「お帰り~、世羅」


だらしない姿で、母・七緒がソファーに横になっていた

七緒が脱ぎ散らかした服を拾って、世羅は母のだらしない姿にため息を漏らす


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