EMERALD
「泳いできたら?私は、近くで座ってるから」
立ちっぱなしで、足の裏が少し痛い
今日の靴のヒールが、あまり高くなくて、救いではあったが
「そうする!」
言うが早いか、みちるはプールに飛び込んだ
水が激しく舞い上がり、世羅に降りかかる
「大丈夫かな?」
服はあまり濡れていないが、髪の毛が湿っている
「すぐに乾くわ。貴方は、泳がないの?」
「さっきまで泳いでいたからね。休憩することに、今決めたよ」