EMERALD
喉を通る、ひんやりとした感覚
「・・・・・・ふぁ・・・」
あくびを堪えようとすれば、瞳が涙で潤む
「眠い?」
「少しだけ・・・。ちゃんと寝たのだけど・・・」
「横になってもいいよ」
「大丈夫・・・」
目をこすり、グラスを落とさないように力を込める
「気にしなくていいよ。ある程度したら、起こすから」
「・・・・・・・・・・・・ごめんなさい」
やはり眠気には勝てなくて、世羅は横になることにした