EMERALD


「少し前にね」

「・・・私が起きるの、待ってたの?」

「・・・・・・この時間の海も、好きなんだ。アクアマリンの海も好きだけど、こんな優しい色の海も、好きなんだ」


視線を海へと移し、レオナードは微笑む


「きゃ・・・!」


波が足元を襲う


「冷たくて、気持ちいいよ?」

「び、びっくりしただけ・・・。それは、何?」


レオナードが手にしている、桃色の何か

世羅が気づき、聞いてみた


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