EMERALD


《待て、エド!!》


怒鳴りながら、ジャンはエドを追いかけていく


《楽しそうだな》


笑いながら、レオナードは2人を見送った


再び夜空を見上げて、ジャンの言葉を思い出す


《いい顔をしているから、か・・・。でも・・・》


彼女の傍が落ち着けるというのは、認める

心地が良い

けれど、それ以上の思いを抱いてはいけない


自分の立場は、他の誰よりも自由ではないから


< 196 / 627 >

この作品をシェア

pagetop