EMERALD


花火の音が、激しく耳を震わせる


レオナードの顔が、ほぼ目の前で止まった


「・・・・・・・・・帰ろうか」

「・・・・・・そう、ですね・・・」


何事もなかったかのように、レオナードは世羅から離れて微笑んだ

先程までのことが、まるで夢のように


世羅はレオナードに手を引かれ、始めの待ち合わせ場所へと向かった






エンジン音が響かない車の中、レオナードはカラコンを外して、外を眺める


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