EMERALD
《どうかしたか?》
ジャンからミネラルウォーターの入ったペットボトルを受け取り、エドが何気無くレオナードに声をかける
《僕の心は、言うことを聞いてくれないみたいだ》
《は?》
蓋を開けながら、レオナードの言葉にアホみたいな声を出す
《なんでもないよ。・・・今日は楽しかったよ、ありがとう》
微笑んで、レオナードは2人に礼を言った
《いろいろと、気づいた夜だったよ》
遠くに見える、鮮やかな花火に、レオナードは困ったような笑みを浮かべていた