EMERALD


それから、金色に揺らめく髪の持ち主


「・・・・・・・・・ッ」


思わず、世羅は隠れてしまった

高鳴る鼓動をおさえて、深呼吸

姿を見ただけで、こんなにも動揺するなんて・・・


少し熱い気のする頬に触れて、世羅は呆れたような、困ったようなため息を漏らした


「何をしてるんだい、セーラ」

「きゃ・・・っ!」


叫びそうになって、世羅はここが図書館だということを思い出し、慌てて口をおさえた


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