EMERALD
CARNELIANを忘れる
ピピピ・・・ッ
ピピピ・・・ッ
ピピ────
鳴り響く目覚ましを止めて、布団から顔を出す
カーテンの隙間から漏れる朝陽に、目を細める
「・・・・・・・・・朝?」
重い体を起こして、日付を確認する
日曜日
1週間の内の休み
「・・・起きなきゃ・・・・・・」
言いながら、世羅はベッドに倒れ込む
「・・・・・・・・・・・・」
倒れ込み、世羅は1週間を思い出す