EMERALD


図書館は広く、2階まである

校舎から少し離れた、周りを囲む木々のお陰で静かで、異なった雰囲気を醸し出している


「西園寺グループの援助のお陰ね」


呟いて、世羅は一番好きな席に座る

2階の一番隅の席

あまり人が座らないせいで、少しほこりが目立つが


「・・・?見間違い、かな・・・?」


一瞬、金色の何かが見えたような気がしたが・・・


「気のせいね。教室に戻らないと」


さすがに、授業が始まる時間になれば、騒ぎも収まっているだろう


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