EMERALD
出迎えたのは、優しい微笑みの桐生 マリア
《隼人さんと会う約束をしているんですが・・・》
《今、ちょっと外してるの。中で待ってて》
部屋に入って、レオナードはソファーに深く座る
《お疲れなのかしら?》
《少しだけ。・・・恋愛って、難しいですね》
ため息をついて、レオナードは疲れた笑みを、マリアに向けた
《レオナードくん、恋してるの?》
《手を伸ばしても、届かない恋を。・・・嫌われてしまいましたけど》