EMERALD


投げられたクレジットカードを見つめて、マリアは悲しそうな顔をする


「今夜、船上パーティーがある。参加するつもりはなかったが、行くことにした。その時に着るドレス、買ってこい」

「・・・・・・・・・・・・私の、ため?」

「馬鹿なこと言ってんじゃねぇよ。ただの付き合いだ」


目的のものを見つけて、レオナードが待つ隣の部屋へと向かった

残されたマリアは、クレジットカードを見つめて、楽しげに笑った


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