EMERALD
「進路希望は出したんじゃ・・・」
「第一希望と第二希望が、思案中。書いたには書いたけど、入れ替わるかもしれないし、違うところに変わるかもしれないし・・・」
こういう所で、優柔不断
「美優は?大学?やっぱ、バレーするの?」
「私は、保育士志望だから」
「保育士?!美優が?」
驚いたみちるが、音をたててイスから立ち上がる
「みちる、静かに。図書館よ、ここ」
「ごめん。・・・美優が保育士ねぇ、意外だよ」