EMERALD
開けていようと頑張るが、睡魔にはやっぱり勝てない
「・・・すー・・・すー・・・」
小さな寝息が聞こえてきて、レオナードは安心したように微笑んだ
ふかふかのベッド
肌触りの良いシーツ
心地好くて、まだ眠っていたい
「・・・あれ・・・?」
うっすら開かれた瞳に映るのは、知らない部屋
真っ白な壁と、小さいながらも可愛らしいシャンデリア
見るからに豪華すぎて、自分の部屋でないと一目で分かる