EMERALD


額に手を当てて、熱が下がったことを確認する


「・・・・・・・・・ん?」


世羅が小さく、声を発する


《・・・・・・・・・・・・・・・》


ベッドに腰かけ、眠る世羅の髪を撫でる

柔らかな髪が、レオナードの指先を滑る


「・・・すー・・・すー・・・」


響く寝息は小さく、微か

レオナードが頬を撫でれば、眠る世羅が小さくうめく


《・・・・・・・・・・・・》


レオナードの顔が、眠る世羅に近づく


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