EMERALD


額に手を当てて、熱が下がったことを確認する


「そういえば、誰か傍にいたような・・・」


夢だったのだろうか?

あったかくて、優しくて、気持ちの良い夢だった


「お父さんが出てきたような・・・。あれ?でも、金髪だったような・・・」


まだ、熱あるのかな?

額に手を当ててみる


「・・・・・・・・・もう少し、寝てみようかな」


バルコニーへ続くガラスのドアから見える月が、綺麗に輝いている


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