EMERALD


「・・・驚かせてしまったみたい、だね。ごめん」

「い、いえ・・・。大丈夫、私こそ、変な声を出してしまって、ごめんなさい」


高鳴る鼓動をおさえて、世羅は車の窓から顔を出すレオナードを見つめた

いつ見ても、綺麗なエメラルド色の瞳


「───────」

「セーラ?」

「え?あ、ごめんなさい。出直して来るわ」


混乱したままでは、言いたいこともまともに言えない

世羅は苦笑いを浮かべた


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