EMERALD


「へ、変ですか、やっぱり・・・?」


声を聞いて、ジャンは我に返る


「い、いえ!そんなことありません。その、とてもお綺麗・・・です」

「ありがとうございます。でも、こんな高いヒール・・・」


不安になる世羅を見て、ジャンは腕時計を見る


「行きましょう、遅れてしまいます」

「遅れるって、何に・・・?」

「詳しくは、後程」


そう言って、ジャンは世羅の手を掴んで、ホテルの部屋を後にした


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