EMERALD
レオナードが、青くなるエドを心配そうに見つめる
「ん──!ん───ッ!!」
エドはジャンの腕を必死に叩き、限界を訴える
「心配いりません!先に中へ、先に中へ!!」
「わ、分かったよ。行こうか、セーラ」
レオナードが、セーラに手を差し出す
「で、でも・・・」
「ここは素直に、僕の好意を受け取って欲しいな」
レオナードから視線を足元へ移す
履き慣れない、高いヒール
もしかしたら、転んでしまうかもしれない